過去の出来事による後悔・ストレスから解放される方法

From:自立型ビジネスマン育成塾長 金子誠志

『我、事において後悔せず』
これ、剣豪といわれた宮本武蔵の言葉です。

そうです、二刀流で知られ、
佐々木小次郎と巌流島で戦った
あの宮本武蔵ですね。

こと後悔という行為については、
いろいろな人がさまざまに
言葉を残しています。

人は後悔する生き物である

それほど注目されるのは、
人が「ついつい後悔してしまう」
そんな生き物だからでしょう。

◇あの時、ああしていれば・・・。
◇もし、あの出来事さえ起らなければ・・・。
◇どうしてあんなことしたんだろう・・・。

あなたも過去に一度や二度、
いえいえ、場合によっては幾度となく
そんな思いを抱いたのではありませんか?

過去だって変えられるんです!

ところで、あなたはご存知でしょうか?
『過去が変わる』っていうこと。

「なにをバカな・・・」
とおっしゃらず、聞いてください。
事実、過去は変えられるんです。

タイムマシーンができたらとか、
空想の世界で、なんていう現実離れした
ことをいっているのではありません。

場合によっては、
今日の内容を読んだその瞬間から
変わる可能性があります。

今日のテーマは
『過去の出来事による後悔・ストレス
から解放される方法』。

もし、過去の出来事にストレスを
溜めているなら、後悔に暮れる日々なら、
以下が良薬になるかもしれません。

なぜ、人は後悔するか?

ところで、人はなぜ後悔するのでしょう。
それは他の選択肢を選んでいたら、きっと
今のようにはなっていなかった、と思うから。

もっと良い状態になっていたはずだ、
そう考えるから後悔するのでは
ありませんか?

ここで一つ、大切な点があります。
実は人は過去に起きた事実に
影響されることはありません。

事実を踏まえた“解釈”に
強く影響されるんです。

突然の雨、そして出会い・・・

よくわかりませんよね?
例を挙げ、説明させてください。

あなた(男性を想定)は残業を終え、
ようやく帰宅の途につきました。

会社を出ようとすると、
遠くで雷が鳴っています。

傘を取りに机まで戻ろうかとも
思いましたが、駅までは徒歩5分ほど。

まあ、大丈夫だろう、
そう思って歩き出すと
間もなく雨が落ちてきました。

そしてそれはすぐに大粒となり、
たちまち土砂降りに変わります。

周りを見渡しますが、
雨宿りに適した場所はありません。

仕方なく、近くにあった店の
少しだけある軒先に身を寄せ、
雨をしのぐことにしました。

「傘を取りに行けばよかったな」
と、後悔の念が頭を巡ります。

すると間もなく、小走りで
人影が近づいてきました。

一人でも十分とはいえない軒先。
「おいおい、二人は無理でしょ!」
そんなネガティブな気持ちが頭をもたげます。

そう思っていた矢先にその人物、それは女性
だったのですが、その人が話しかけてきました。
「すごい雨になっちゃいましたね」

仕方なく、あなたは答えます。
「そうですね、まさかこんなに降るとは・・・」

そういいながらよくよく見ると、
かなり魅力的な感じの女性です。

ひどく雷が鳴り、風も吹き始め、
雨は一層激しくなるばかり・・・。
暫くはおさまりそうもありません。

彼女が再び口を開きました。
「会社を出るとき、傘を持とうか
迷ったんですよ」

あなたは答えます。
「実は私もなんです」

そんなことがきっかけとなり、
その後二人は、小雨になるまでの間、
たわいない話で盛りあがりました。

話をする中、
働く場所が隣どうしのビルだった
ということも判明します。

そして、なんとランチを一緒する
約束まで交わしてしまったのです。

別れ際、あなたは思いました。
濡れたのは最悪だったけど、
雨自体はラッキーだったかな、と。

事実はシンプル、一方解釈は・・・

さて、上記を振り返れば、
起こったこと(事実)は、以下の通りです。

◇傘がない中で土砂降りにあったこと。
◇店の軒先で雨宿りしたこと。

◇そこに女性がやって来たこと。
◇そしてその女性と会話したこと。
◇さらにランチの約束をしたこと。

土砂降りになった時、
あなたは傘を取りに行かなかった
ことを後悔しました。

一方、魅力的な女性と知り合い、
ランチの約束まで取り付け、
途中からは雨宿りが喜びに転じます。

結果的に、突然の土砂降りも
許せるものになったかもしれません。

これこそが“解釈”です。
なにが起きたかが重要ではないんです。

その時の感情、つまり事実を
どのように受け止めたか、という
捉え方=解釈こそが最も重要。

先ほど、人は事実を踏まえた解釈に
強く影響される、と申し上げました。

土砂降り一つ取っても、
日照りが続いた後なら、
農家の人は喜ぶかもしれません。

水不足が深刻化していたなら、
やはり恵みの雨かもしれません。

つまり、人は「土砂降りになった」
という事実に影響されるのではなく、
それをどう捉えたかに影響されるんです。

これこそが、
人が解釈に影響される、
ということの意味。

人は解釈に支配され続ける

過去の事実をどう解釈したか、
その考え方に人は支配されます。

雨宿りせざるを得なくなった程度
のことなら、その結果が後々まで
影響することは少ないでしょう。

そこで今度は、
長引く後悔に繋がってしまった
別の例を見てみましょう。

あなたは仕事で大失敗してしまい、
左遷されてしまいました。

あ、これはあくまでも架空の話ですから、
その点はご了承ください(笑)。

話を元に戻しますね。
左遷になったあなたは、その原因と
なる失敗を未だに悔やんでいます。

それが心のどこかに
常に引っかかったように
感じているんです。

でも、考えてみてください。
もしかしたらその失敗がきっかけとなり、
仕事に対する姿勢が変わったかもしれない。

左遷されたからこそ、今の彼女と
知り合えたかもしれない。

あの失敗さえなければ・・・。
そう悔やんでもなにも変わりません。

でも、あの失敗があったから、
今の自分があるんだ、自分を
変えるきっかけになったんだ。

そう考えることだって
できると思いませんか?

それは本当に後悔すべきことか?

もし、失敗だと思っていたことが
実は自分を変える大きなきっかけになった
と思えれば、それは成功への一里塚。

嫌だと思っていたことが、
本当は自分の成長に不可欠だった、
ということになります。

つまり、解釈の仕方が変わる、
ということなんです。

後悔から解放される方法とは、
実はこのように解釈を変更する、
ということ。

過去の事実は、さすがに
変えようがありません(笑)。

でも上述の通り、人は事実ではなく、
事実の解釈に悩まされ続けます。

ですから後悔する過去があるとしたら、
一度自問してみませんか?

それはマイナスしかもたらさなかったか?
プラスに繋がったことはないのか?

◇物事を慎重に見るようになった。
◇考え方が柔軟になった。
◇行動に移すのが早くなった。

そんなプラス材料に
気がつくかもしれません。

それさえ見つかれば、悔やんできた
過去の出来事も、必要なものだった
と思えるのではありませんか?

縛られ続ける過去の出来事。
その解釈を変えることで後悔・ストレス
から自分を解き放とうではありませんか?

PS

解釈という点で、
もう一つご紹介しますね。

少し前の話ですが、
それは大先輩が運転する車に乗せてもらい、
深夜に雪道を走っていた時のことでした。

たまたま路面がアイスバーンに
なっていたのでしょう。

とても緩いコーナーにも関わらず
突然後輪が滑り始め、あっという間に
一回転、ということがありました。

その時、大先輩が最初に発した言葉が
「対向車が来ていなくて良かったよ」
というものだったんです。

これなんかも、まさに“解釈”ですよね?
「なんであんなところで滑るんだ?」
と捉えれば、怒りがこみ上げます。

怒りは冷静さを失わせますし、
「ついていないな」という負の気持ちに
なってしまうかもしれません。

でも、事故にならなかったことに
焦点を当てれば、感謝の念が
沸き起こるのではありませんか?

周囲の人間からしても「面白くない!」
と聞かされるより、「大事に至らずなにより!」
と聞く方が穏やかな気持ちでいられますよね?

このように解釈って、
本当に大切なんです。

物事は常に二面性を持ちます。

その出来事のプラス面・マイナス面を冷静に
とらえ判断できるなら、怒り・悲しみが、後悔、
そしてストレスが大きく減っていくかと。

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