常識を疑う目が仕事力を高める!

From:自立型ビジネスマン育成塾長 金子誠志

互いが心地よく仕事をするには
ある程度の“常識”を踏まえ、
対応する必要があります。

ところが時にそれは、人の思考を止め、
非効率な行いなどを温存させてしまう
ことも少なくありません。

「これ、なんか効率悪くないかな?」
と思っても、職場などで常識とされる
内容は、それなりの理由が存在します。

ですから、それが本当に非効率を
招いているかを見極めるのは
ラクとはいえませんよね?

ということで、本日は
実例も交えながら、常識への
立ち向かい方
を説明したく思います。

ことわざですら、隠された真実がある

ところで、あなたは
こんなことわざをご存知ですか?
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」

有名な言葉ですから
ご存知かもしれませんが、
念のため簡単に紹介しましょう。

いうまでもなく、桜や梅とは
春に花をつける“桜や梅の木”のこと。

その意味することは、
桜の枝を切るような奴はバカだ、一方、
梅の木を切らない奴もバカだ、となります。

ここで、先日、園芸に詳しい方に
教えていただいた内容をシェアしますね。

その話を聞くまでは、私の中では、
「桜は切るな、でも梅は剪定せよ」
これが当たり前(常識)でした。

ところが、事実は
そう単純じゃないようなんです。

その理由に行く前に、
なぜ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」
といわれるのでしょう?

それは桜の木が傷みやすく、
後先考えず、むやみに切ってしまうと、
そこから病気になってしまうから。

だから、桜の木は切ってはダメだよ、
というのが『桜切る馬鹿』のいわれです。

一方、梅の木は比較的病気に強く、
剪定しないと伸び放題になり、木の形が
崩れると同時に、実の育ちも悪くなるから。

これが『梅切らぬ馬鹿』の根拠。

ところがところが。
桜も見栄えを良くし、花のつきを
高めるには剪定が必要。

一方、梅もむやみやたらに切っては
病気を誘発しかねないんだそうです。
ご存知でしたか?

ですから「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」は
一面で真実ですが、妄信してはいけない、
ということになります。

ちなみに、桜も梅も、
葉が落ちた晩秋の頃に剪定すると
ダメージが最も少ないとか。

つまり、晩秋に剪定すれば、
その翌年は桜や梅が咲き誇るだけでなく
梅の実の育ちもよくなるんだそうです。

いかがですか?
ちょっと驚きではありませんか?

例えことわざになるようなことでさえ、
実は単純に信じてはいけない

ということですね。

枝豆は“焼き”が一番

もう一つ、今度は全く違った
例を挙げましょう。

夏の定番の一つに“枝豆”があります。
塩がふられた茹でたての枝豆って
最高においしくないですか?

もちろん食べ方としては和え物や
ずんだ餅のような方法もありますが、
茹でた枝豆はビールのつまみにも最高。

それが最上の食べ方、というのが
私の中では、これまでの常識でした。

ところがところが。
7/1付日経新聞別冊(日経プラスワン)に
以下のような記事が紹介されていたんです。

枝豆をさまざまに調理した時に
味がどう変わるか、そんな特集でした。

その実験では茹でる前に枝豆の糖度を
計ったようで、結果は24.0%とのこと。

単純に茹でると、この糖度が
20.2%に下がったそうです。

茹でることで枝豆の中にある
糖分が抜け出てしまったんですね。

レンジを使ったり、蒸し焼きにしたりと
さまざま挑戦したようで、そんな中、
意外な結果になったのが“焼く”。

この場合、なんと糖度が
27.4%に上がったそうです。

焼いたことで枝豆の中の水分が
適度に抜け、調理前より糖度が
増した、というのがその理由。

「豆の味が濃く、香ばしさも加わって味に奥行きが
出た」と“焼き”は紙面で絶賛されていました。
※詳細は日経プラスワンをご覧ください。

いかがでしょうか?

茹でて食べるのが一般的という枝豆、
でも実はもっとおいしい食べ方が
他に存在した
わけです。

常識を疑ったからこその
結果といえるかもしれません。

時に疑いの目が変革のきっかけに

ことわざ、枝豆という食材を例に、
「それが普通でしょ?」と思われることが
実はそうではない、ということを見てきました。

常識とされるものは、多くの人が当たり前と
思っているだけにそれを疑おうという
発想になかなか至りません。

でも、ちょっと疑ってみることで
その裏にある世界が見えて
くることがあります。

例えば仕事の中身や方法など、
仮に面倒でもそれが当たり前と思っている
ことって、あなたの周りにありませんか?

そういうことに対し、もし、その裏の真実に
光を当てることができれば、大きく変革
できるかもしれない
、ということになります。

ここまで読まれて、もしかしたら、
こう思われたかもしれません。

「いっていることはわかるけど
なんでもかんでも疑っていたら
きりがないでしょ?」と。

おっしゃる通りです。
そんなことをしていたら疲れちゃいますし、
周囲と話がかみ合いませんよね?

ヒントは“外の世界”にある!

では、自分が常識と思っていることを
どのような視点で疑えばいいか?

そのヒントとなるのが、
他業種・他業界における常識。

なぜなら、自分の業界では常識として
誰も疑わないようなことが他の業界では
非常識ということがよくある
からです。

例えば、商品を売る会社の場合、
不良が生じたら、交換となるケースが
多くないですか?

でも、業界によっては交換なんていう
概念が全くないことがあるんです。

一例を挙げれば、お豆腐業界。
お豆腐は鮮度が命ですよね?

仮に梱包等の不具合が見つかったとして
それをいちいち交換していては、かえって
工数・コストがかかってしまいます。

だいたいにして、その間に
豆腐が腐ってしまう可能性大。

ですから、お豆腐業界では
不良が発生すると値引き処理が当たり前なんです。
交換なんていう概念がないわけですね。

今は違うかもしれませんが、三菱では、
報告簡素化に向け、資料はA3用紙一枚にまとめる、
なんていう取り組みをしていました。

これらは一例ですが、違う業界・会社の人と
話すと、実は自分達が特殊だった
と思い知ることが少なくありません。

ですから、自分の常識を疑う切り口として、
違う業界の人、あるいは違う会社の人と
話してみる、というのはおススメ。

「なんか、この仕事非効率じゃないか?」
「なにか改善のヒントがないだろうか?」

そんな疑問が浮かんだら、
他社・他業種・他業界の人と交流してみると
改善のきっかけが得られるかもしれません。

PS

じゃ、他業界の人とは、
どうやって知り合い、仲良くなればいいか?

これについては、前回記載の
以下記事を参考にしてください。

ビジネス系異業種交流会で親しくなる方法

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