客観的に思える数字も見せ方しだい!

From:自立型ビジネスマン育成塾長 金子誠志

今日は新聞記事ネタに絡め、
お伝えしたく思います。

どっちが速い?

既にかなり日数が経ってしまいましたが、以前、
こんな見出しが全国紙に掲載されていました。

>エレベーター最速競争
時速72キロ達成
>超高速ビル増に商機

一方、同じ日の別の全国紙には
こんな見出しがあったんです。

>エレベーター分速1200メートル
>試験成功 最速競う

2つの記事から、エレベーターが速度を
競っている状況が見えてきますよね?

では実際、2つの記事で紹介されている
エレベーターは、どちらが速いのでしょう?

いかがですか?
時速72キロですか?
それとも分速1200メートル?

もしかしたら、既に気づかれたかも
しれませんが、答えは“同じ”。

時速72キロって
分速にすると1200メートルですよね?

ただ、もしかしたら、とっさに
「こっちのほうが速いだろう!」
と思われたかもしれません。

1000ミリグラム“も”含まれる?

もう1つ例を挙げます。
大正製薬が販売する栄養ドリンク、
リポビタンD、ご存知ですよね?

そのリポビタンDが過去に成功させた
コマーシャルに「タウリン1000ミリグラム
配合」
を謳ったものがあります

「タウリンがなんだかはよくわからないけど、
なんとなく効きそうだな」と思って購入
された方も少なくなかったでしょう。

リポビタンDを1本購入すると、
ビンの中には100ミリリットルの
ドリンク剤が入っています。

考えてみてください。
1000ミリグラムって1グラムですよね。

重さと容量はイコールではありませんが、
100ミリリットルの内、タウリンは
わずか1グラムしか入っていません。

大正製薬が素晴らしかったのは、
それをタウリン「1グラム配合」といわず
「1000ミリグラム配合」としたところ。

「1000ミリグラム配合」って聞くと、なんか
たくさん入っているような気が
しませんか?

見せ方のトリックにはまってはいけない

数字は揺るぎない事実であるため、
人はそれに強く影響されがちです。

ところが、実際はどう見せるかによって、
相手の捉え方は大きく変わってしまう。

エレベーター速度やリポビタンDに
おけるタウリン表示がその好例。

このように、数字を見る場合、その数字だけに
焦点を当てすぎると、現実を見誤りかねません。

他の数字と比較する、単位を変える等、見方を
少し変えてみると実態をつかみやすくなることも
ありますから、試されてはいかがでしょう?

そんな見方が習慣になると、いろいろな気づき
も得られやすくなるのではありませんか?

『数字は客観、でも実は見せ方しだい』
特にグラフなど見せ方が加工されたデータを
チェックする場合、気をつけるべき点かと。

PS

数字は見せ方しだいですから、それを逆手に
とり、例えば資料などで数字を自分に都合よく
見せる、というのは“あり”かもしれません。

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